FXで4時間足を効果的に使う方法とメリットを徹底解説

この記事では、FX取引で効果的な「4時間足」について初心者にもわかりやすく使い方を解説していきます。

4時間足はトレンドの形成を捉えるために重要な時間足とされているため、この記事では4時間足の特徴やメリット、注意点などのほか、4時間足を活用したトレード手法やテクニカルツールについても紹介していきます。

FXトレーダーにとっては必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください！

4時間足とは？

4時間足は、FXチャート上で1本のローソク足が4時間毎に描かれる足のことを指します。1分足や5分足、1時間足、日足などもありますが、4時間足はよく使われる時間足の一つとなります。

4時間足は、相場の値動きを比較的長い時間スパンで観察することができます。1日に6本のローソク足が描かれるため、短期の値動きに左右されずにトレンドを把握することができます。

4時間足は、短期足と長期足の中間に位置するため、スイングトレードやデイトレードに適した時間足とされています。特にスイングトレードでは、トレンドの形成を捉えるために4時間足を重要視するトレーダーが多いです。

4時間足には、相場分析やエントリーポイントの選定に役立つ特徴もあります。相場全体の動向や重要なイベントの影響を把握するのに適しており、基本方針の立案にも活用されます。

また、4時間足はテクニカル指標との組み合わせにより相場分析の精度を高めることができます。短期足に比べてダマシが少なく、トレンドの傾向を把握しやすいため、テクニカル指標の信頼性も高まります。

4時間足を活用する際には、適切なトレードスタイルを採用することが重要です。また、マイナススワップポイントにも注意が必要です。

それでは、次のセクションで4時間足の特徴についてより詳しく説明していきますね。

4時間足の特徴

4時間足は、FXチャート上で1本のローソク足が4時間毎に描かれる時間足です。他の時間足に比べて特徴的な点があります。

相対的な中長期的な値動きの把握が可能

4時間足は、1分足や5分足よりも値動きがゆっくりですが、1日足と比べるとより短期的な値動きを捉えることができます。1日足では1日の値動きをまとめて表示しますが、4時間足では相対的な中長期的な値動きを把握することができます。

テクニカル指標の有用性が高まる

4時間足は、テクニカル分析においても非常に有用です。長すぎず短すぎない時間軸であるため、一目均衡表や移動平均線などのテクニカル指標が効果的に機能することが多いです。

ダマシが少ない

4時間足は、短期足のような細かなノイズが少なく、時間経過による相場の動きをより鮮明に示しています。そのため、テクニカル指標のダマシが少なく、方向性をつかみやすくなっています。

トレンドの形成が相対的に早い

4時間足は、トレンドの形成が比較的早い時間足です。1分足や5分足よりも値動きがゆっくりであるため、方向性を把握しやすくなります。ゆったりとしたトレードスタイルを好むトレーダーにとっては、相場環境を把握しやすい時間足です。

短期足より少ないエントリーチャンス

一方で、4時間足のデメリットとしては、エントリーチャンスが短期足に比べて少ないことが挙げられます。4時間足では、1本のローソク足が4時間かかるため、1日に6本しか描かれません。そのため、トレードの機会が少なくなります。

4時間足の特徴を理解することで、より効果的な相場分析やトレードを行うことができます。ただし、自分のトレードスタイルや相場観に合うかどうかを考慮し、適切に活用してください。

4時間足のメリット

4時間足を使うメリットは以下のような点があります。

大きな利益を狙いやすい

4時間足での取引は、1回のトレードで大きな利益を狙いやすいメリットがあります。

4時間足のようにローソク足ができるまでの時間が長いほど、為替レートが大きく動く可能性が高くなるためです。

時間が経過するほど、上昇トレンドであれば上へ、下降トレンドであれば下へ価格が動いていくこととなります。

そのため、4時間足での取引はトレンドに沿った順張りができると、さらに大きな利益を狙いやすくなるはずです。

隙間時間でトレードしやすい

4時間足でトレードする場合、4時間おきにチャートをチェックすればよいので、一日中チャートを見続ける必要がありません。

そのため、仕事や家事で忙しい人でも隙間時間を使ってトレードしやすいのが魅力です。

一方で、1分足や5分足などの下位足を使ったトレードの場合、エントリーチャンスが何度も訪れるため、パソコンやスマホの画面から目が離せなくなります。

チャートと一日中向き合わなければならないので、時間的な余裕がない人にとって取り入れる難易度が高い傾向があります。

そのため、じっくり取引ができる4時間足を使ったトレードは、FX初心者の方にもおすすめできる手法といえます。

下位足よりもだましのリスクが低い

4時間足は、5分足などの下位足よりもだましのリスクが低いメリットがあります。

だましとは、テクニカル分析などの売買サインと異なる方向に価格が動いてしまうことです。

FXでは長期の時間足であるほど、だましのリスクが減るとされています。長期的な視点で相場をチェックしたほうが、より正確なトレンド状況がつかみやすいためです。

このようなだましを回避するためにも、4時間足などの上位足を確認し、上位足と下位足のトレンド方向が一致しているかを把握してからエントリーすることが大切です。

ただし、4時間足は4時間置きでないと更新されないため、エントリーが1日あたり6回に限られてしまいます。

4時間足を使うことで、大きな利益を狙いやすくなります。

また、仕事や家事が忙しい人でも隙間時間を使ってトレードができる利点もあります。

さらに、下位足よりもだましのリスクが低く、より正確なトレンド状況をつかむことができるはずです。

以上のメリットを活かして、4時間足を上手に活用することをおすすめします！

4時間足の注意点

4時間足を使う際には以下のポイントに注意する必要があります。

無理やりエントリーポイントを探さない

4時間足を使う場合、1日に最大6回しかエントリーチャンスが巡ってきません。

限られた回数の中で利益を出そうと、無理やりエントリーポイントを探してしまうこともあるかもしれません。

ですが冷静にトレンドが見られていない状況では、利益を狙えるエントリーポイントを見極めるのは困難です。

エントリーポイントを見つけることが目的にならないように、複数の時間足やインジケーターを活用して、根拠に基づいたトレードを意識しましょう。

損切りラインを決めておく

FXなどの投資では、どれほど経験のある投資家でも全ての取引で利益を得られるわけではありません。

FXで大きな損失を出さないためにも、損切りラインを決めておくことが大切です。

4時間足での取引は、ポジションの保有時間が長くなる傾向があるため、その分損失が大きくなるリスクが潜んでいます。

また、経済指標・要人発言などによって短時間で大きな損失を受けるケースも考えられます。

仕事や家事で相場がチェックできなかったり、感情的になったりすることで損切りできなかったりする場合は、逆指値などを利用して自動的に損切りができるようにしておくのがおすすめです。

スワップポイントがマイナスになる可能性がある

4時間足を使ったトレード手法の場合、ポジションの保有期間が長くなって、翌日まで持ち越すことが多くなります。

FXでは取引時間終了後もポジションを保有すると、1日ごとにスワップポイントを受け取れます。スワップポイントとは、通貨ペアの間の金利差によって発生する利益差のことをいい、スワップポイントで利益を得ることも可能です。

ただし、必ずしも利益を得られるわけではなく、スワップポイントがマイナスになったときは手数料を支払う必要があります。

長期的に保有する予定がある場合は、可能な限りマイナススワップの通貨ペアを選ばないようにしましょう。

以上の注意点を押さえて、4時間足を効果的に活用することをおすすめします。

上記の点にしっかり注意しながらトレードを行うことで、損失を最小限に抑え、利益を最大化することが可能になります。

4時間足のトレード手法

4時間足を活用したトレードにはいくつかの手法があります。

以下では、具体的な手順と共にそれぞれの手法を紹介します。

ライントレード

ライントレードは4時間足でエントリーポイントを探る手法です。

トレンドラインや移動平均線、ボリンジャーバンドなどを活用して、価格の値動きを予測します。

以下がライントレードの手順です。

1. 4時間足のチャートにトレンドラインを引く。上昇トレンドならば、上昇トレンドラインを引きます。
2. 為替レートがトレンドラインに到達した時にエントリーを検討します。下落トレンドならば、下降トレンドラインに到達した時にエントリーを検討します。

ライントレードでは他にも移動平均線やボリンジャーバンドといったテクニカル指標を活用することもあります。

これらの手法を組み合わせて、さまざまなエントリーポイントを見つけることができます。

マルチタイムフレーム分析

マルチタイムフレーム分析は、複数の時間足を組み合わせて相場の方向性を把握する手法です。

4時間足でトレードする場合、週足や日足などの上位足から相場の方向性を確認し、4時間足でエントリーポイントを探します。以下がマルチタイムフレーム分析の手順です。

1. 上位足（週足や日足）で相場の方向性を確認する。上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場のいずれかを確認します。
2. 4時間足に切り替えて、上位足の相場の方向性と一致しているかを確認する。一致している場合、エントリーポイントを検討します。

マルチタイムフレーム分析は相場の方向性を把握するための重要な手法です。

上位足と4時間足の一致を確認することで、トレンドフォローのエントリーポイントを見つけることができます。

損切りラインを設定してからエントリーする

エントリーする前に、損切りラインをあらかじめ設定することが重要です。

4時間足のトレードでは、値幅が大きいため損切りが遅れると大きな損失につながる可能性があります。

損失を最小限に抑えるためには、あらかじめ損切りラインを設定してからエントリーすることが必要です。

一般的に、損切りラインとして水平ラインやレジサポラインの割り込み、キリの良いレートを使用することが多いです。損切りラインを設定することで、損失が膨らむリスクを抑えることができます。

これらのトレード手法を組み合わせることで、4時間足を活用した効果的なトレードが可能です。ただし、相場の変動は予測できないため、リスク管理を徹底することが重要です。

4時間足のテクニカルツール

4時間足のトレードをする際には、相性の良いテクニカルツールがあります。

以下に紹介するテクニカルツールを使って、トレードの参考にしてみましょう。

移動平均線

移動平均線は、一定期間の価格の平均値をグラフ化したものです。

4時間足トレードでは、特に以下の3本の移動平均線がよく使われます。

• 5日移動平均線
• 25日移動平均線
• 50日移動平均線

これらの移動平均線の動きや方向性をチェックすることで、短期・中期・長期の動きを把握することができます。

当スクールでは、これらの移動平均線が同じ方向を向いている場合にエントリーすることを条件としています。

MACD

MACDは、相場の流れや売買ポイントを掴むためのシグナルです。

移動平均線を改良したテクニカル指標で、トレンドの初動を予測するのに役立ちます。

MACDは二本のインジケーターで構成されており、同じ方向を向いている場合にはトレンドが出ていることを判断できます。

クロスした時は転換期として捉えることができます。

4時間足では、以下の2つのテクニカル指標を併用することがおすすめです。

① 移動平均線
移動平均線は短期・中期・長期の3本線で相場の平均的な値動きを把握することができる指標です。4時間足が上昇トレンドで移動平均線が3本とも右上がりであれば、上昇トレンドが続くと判断できます。逆に下降トレンドで移動平均線が3本とも右下がりであれば、下降トレンドが続くと判断して売りエントリーを行います。移動平均線の向きがばらばらで絡み合っている場合は相場のトレンドが読み取りにくくなるため、エントリーは見送るべきです。

② ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、バンドとチャートの位置関係から相場の過熱感を測る指標です。バンドが上下に大きく広がる「エクスパンジョン」の発生がトレンド開始のサインとなりやすいです。上昇トレンドとともにエクスパンジョンが発生した場合は、上昇トレンドの発生を予測して買いエントリーを行います。一方、下降トレンドとともにエクスパンジョンが発生した場合は、下降トレンドの発生を予測して売りエントリーを行います。

以上が4時間足トレードにおいてよく使用されるテクニカルツールの一部です。

初心者でも簡単に利用することができるので、参考にしてみてください。

まとめ

4時間足は、FXトレードにおいて非常に重要な時間足です。トレンドの形成を捉えるために重要な時間足とされており、特徴やメリット、注意点などについて詳しく解説しました。また、4時間足を活用したトレード手法やテクニカルツールについても紹介しました。

4時間足の特徴として、相対的な中長期的な値動きを把握することができる点や、テクニカル指標の有用性が高まる点、ダマシが少ない点、トレンドの形成が相対的に早い点などが挙げられます。これらの特徴を活かして、効果的な相場分析やトレードが行えます。

また、4時間足を活用することで大きな利益を狙いやすくなったり、隙間時間でトレードがしやすくなったりするメリットがあります。さらに、下位足よりもだましのリスクが低く、より正確なトレンド状況をつかむことができる点も魅力です。

ただし、4時間足を使う際には無理やりエントリーポイントを探さないことや、損切りラインを決めておくことが重要です。また、スワップポイントがマイナスになる可能性もあるため注意が必要です。

さまざまなトレード手法を組み合わせることや、移動平均線やMACDなどのテクニカルツールを活用することで、より効果的な4時間足のトレードが可能です。

以上のポイントを押さえて、4時間足を上手に活用してトレードを行うことをおすすめします。

ここまでご紹介してきたように、相場の変動は予測できないため、リスク管理を徹底することが成功の鍵です。

よくある質問

Q1. 4時間足を他の時間足と比べてどのようなメリットがありますか？

A1. 4時間足は相対的な中長期的な値動きを把握することができ、テクニカル指標が有用に機能しやすいです。また、ダマシが少なくトレンドの形成が早いため、トレンドを把握しやすくなります。

Q2. 4時間足のデメリットはありますか？

A2. 4時間足ではエントリーチャンスが短期足に比べて少ないため、トレードの機会が少なくなります。また、マイナススワップポイントにも注意が必要です。

Q3. 4時間足でのライントレードの手順を教えてください。

A3. 4時間足でのライントレードでは、トレンドラインを引いて価格の値動きを予測します。上昇トレンドならば上昇トレンドラインに到達した時にエントリーを検討し、下降トレンドならば下降トレンドラインに到達した時にエントリーを検討します。

Q4. 4時間足と他の時間足を組み合わせたマルチタイムフレーム分析の手順を教えてください。

A4. マルチタイムフレーム分析では、上位足で相場の方向性を確認し、4時間足でエントリーポイントを探します。まず上位足で相場の方向性を確認し、4時間足で上位足と一致しているかを確認します。

Q5. 4時間足でのトレードで使えるテクニカルツールはありますか？

A5. 4時間足でのトレードでよく使われるテクニカルツールには移動平均線やMACDなどがあります。移動平均線は相場の平均的な値動きを把握するために使用し、MACDは相場の流れや転換期を把握するために使用します。

Q6. 4時間足でのトレードのリスク管理について教えてください。

A6. 4時間足でのトレードでは損切りラインをあらかじめ設定することが重要です。また、スワップポイントがマイナスになる可能性もあるため、注意が必要です。リスク管理を徹底することが成功の鍵です。